どろんこ園は・・・

 どろんこ園の子どもたちは、自然豊かな京都里山の地、宝が池公園で園舎を持たず、雨の日も、風の日も、雪の日にも一日、森で過ごします。そよ風の心地よさ、太陽の温もり、木漏れ日の神秘的な美しさにふれ、木や土の匂いを感じながら一日じっくりと遊び、五感を発達させていきます。子どもを信じて待つ『見守り保育』のなかで、子どもたちは“少し危険なこと”“ちょっと怖いこと”にも挑んでいきます。暑さ、寒さ、雨でずぶ濡れの不快感、汗をかき息を切らして山を歩き、色々な体験を分かち合います。もちろん時間割等はなく、設定保育もほとんどありません。子どもたちは森のなかでどう過ごすか、自分たちで考えるのです。決して楽ではない、でも面白い!そんな日々を共に過ごす仲間だからこそ、子ども同士の関係も壮絶です。求め合い、ぶつかり合いながら、人間関係を深く学び合います。
 そして、心も身体ものびのびとたくましく『生きる力』を育んでいくのです。 

子どもを信じて待つ『見守り保育』とは・・・

 手を出さない、口を挟まない『見守り保育』ですが、自由=放任ではありません。子どもが身のまわりのことや、友だち同士のことで困難を感じている時は、保育者は話を聞き、その思いを全て受け入れた上で、何が原因であるか観察し、どうすれば自分の力で解決できるかを一緒に考えます。子どもの“自ら考え解決する力”や自信のないことに挑戦し“乗り越える力”を信じ、できるだけ『自ら育つ力』を妨げないように見守っていく保育のありかたです。

どろんこ園と自然農法

自然農をご存知ですか?生き物すべてが共存・共生し合う自然の姿。自然農とは、その中で、よけないな手を加えず、自然本来の生きる力で植物が育っていくこ とを目指す農法です。自然農のお米や野菜は栄養価も高くエネルギーにあふれていて何よりおいしい!!自然農をはじめて5年、ある日、ふと、人間(子ども) の育ちも同じだなぁ・・・と気づきました。  どろんこ園も、子どもたちが自然本来の生きる力を身につけていけるよう、自然豊かな地で、手をかけすぎず、子どもを信頼してそばで見守っていくようにして います。そして生きるエネルギーに満ちあふれた味わい深い人に育ってほしいと思います。

 

どろんこ生活

生きる力を育む保育をめざして
からだ育て
自然の中で・・・
どろんこ園では、幼児期にしっかりとからだを育てることを、たいせつにしています。五感をつかって楽しむ、砂、水、葉っぱや虫たちとの日々は、感覚器官を 充実させ、健やかなからだを育てます。また、自然豊かな環境を生かし、森で遊び、川遊びにでかけたり、楽しみながら、歩くことを中心にたくましく生きるか らだを育みます。

☆山遊び
山を歩くことと、アスファルトの道路を歩くことには大変な違いがあります。土や樹の匂い、落ち葉を踏みしめる音、感触。鳥の歌声、動物の気配(ウンチ も!)を感じます。まっすぐ歩くと岩や、木の根につまずいて転んでしまいます。子どもたちは五感をフル活動させながら、安全な足の踏み場を探し、虫や木の 実を探し、滑り降りれるところをみつけ、登れる木の品定めをします。もちろんその間のおしゃべりも休みません。

☆川遊び
ビニールのプールとはやっぱり違います。川の流れに足を踏み入れた瞬間流される感覚をおぼえます。こわい!けど面白い。気持ちいい!冷たい場所ぬるい場所、石がゴツゴツしてるところ、ぬるぬるしてるところ。深いところは危ないから、浅い場所を探して向こう岸に渡ります。魚や、かに、タニシを捕まえ、石を積んで、おうちをつくります。そんなことを、3歳児がすぐにするようになるからすごいです。自然に学ぶことは計り知れません。

☆食べること
しっかり遊ぶことと共に、からだを育てるのにたいせつなのが、しっかりと食べること。もちろん「感謝気持ち」を忘れずに。
☆お昼ごはんはおむすび
どろんこ園では、からだにやさしいお米をしっかり食べることを基本しています。お母さんの愛情たっぷりのおにぎりに、園でつくるお味噌汁。お米をしっか                     り食べると、しっかり遊べます。


☆おやつ
からだにやさしく、身も心も 元気にしてくれるものをいただきます。季節のフルーツをはじめ、春はよもぎだんご、夏は寒天ゼリーや枝豆、秋は焼き芋、冬は団子汁や、ぜんざいなど、楽しみながら、季節を感じられる、ほっこりタイムです。

☆歩くこと
どろんこ園では歩くことも、とても大切にしています。歩くことによって心もからだも逞しくなり自信へとつながります。また、登園はできるだけ余裕をもって お家をでていただき、お母さんとゆっくり歩いて登園していただけたらと思っています。より道しながらのお母さんとの時間は、とても素晴らしいものです。

☆おうちが基本
幼児期のからだをしっかりと育てて行くためには、園での活動はもとより、家庭での生活が基本です。早寝早起きを心がけ、規則正しい生活リズムをつくってあげてください。

こころ育て

☆遊びのなかで、こどもは育つ
遊びを中途半端にしないように、設定保育は行いません。どろんこ遊びに、ごっこ遊び。夢中で遊ぶ時間をたいせつにしてあげたいと思っています。どろんこ園は、少人数の縦割り保育ですので、いろいろなタイプの子どもたちが、密に関わっています。けんかもありますし、びっくりするような面白い遊びを考えだしたりもします。もめることを繰り返しながら、ルール性のある遊びも、子どもたちだけでできるようになります。

☆信じること
子ども同士が密に関わり、ぶつかり合い、求め合う姿は、壮絶です。まるで兄弟姉妹のように、泣いたり怒ったりも日常茶飯事です。けれども、子どものなかには、やさしさのベースがあり、立ち直る力もあります。それを信じて待つことが、子どものこころをしっかり育てることだと思います。保育者は、できるだけ口をはさまないようにし、一週間、一ヶ月、一年を通して成長して行く姿をみるようにしています。信じ、子どもをまるごと受け入れ、人として正しいと思う意見を伝えます。

☆やっぱりおうちが基本
こころ育ての基本も、家庭が大切です。たっぷり愛されることは、園でのこころ育ちに繋がっていきます。保育者はおうちの方々と共に成長を見守っていける関係でありたいと思っています。

 

☆手仕事
子どもたちに健やかに、生きる術を身につけてもらいたいとの願いから、保育者は、日々

、子どもたちの様子を見守りながら、手仕事をしています。子ども自身が自発的に興味を持ち、やってみたいと思った時にはしっかり向き合って取り組みます。無理強いはしませんが、いつも自分を受け入れてもらっている子どもは、好奇心と、やる気に満ちています。


☆わらべうた
どろんこ園ではわらべうたを日々遊びの中にとりいれています。朝のごあいさつ(おはようの会)、帰りのごあいさつに(さようならの会)。 また季節のわらべうた、子ども同士で遊ぶわらべうた。わらべうたは日常の中から生まれたものなので生活とむすびやすく、子どもたちは色々な場面で鼻歌のように口ずさんでいます。ふんわりとしたメロディがとても優しく自然と子どもの心にに入っていくような感じがします。