ごあいさつ

 田舎育ちの私は、自然豊かな環境に身をおくと、身も心も晴れやかになり、喜びに包まれます。そして、いつも人間は自然に゛生かされている゛と感じます。実際、植物や動物の命をいただいて生かしてもらっています。
 けれど、人は争い、お互いを傷つけ合い、また、深刻な環境問題もひきおこしています。地球上の生き物たちは、皆、支え合いながら生きる仲間であるはずなのに…。人間だけは違う?私たちは『特別』なんでしょうか? 
 子どもたちは森に入ると、まるで宝物を探すように枝や石を拾います。美しい草花や木の実や小さな虫たちに声を上げ、鳥の鳴き声や風の音に気付き、ふと空を見上げる。…そのきらきらした目!!「ああ、やっぱり…」私は深く納得してしまいます。『子どもは自然の中で遊ぶことが、とても“自然”なのだ。』と。     
 …足元のアリや小さな雑草、不思議なキノコに好奇心を膨らませ、季節の森の恵みをほおばりながら、心も身体もしっかりと動かし、触れ合い、支え合い、時にはぶつかり合って育っていく子どもたちの姿に、「うん。大丈夫!未来は明るい!!」と思うのです。想像以上にたくましく、優しい子どもたちを信じて、共に一歩一歩あゆんでいく。そんなどろんこ園でありたいと思います。

 

                 森のようちえん どろんこ園 代表 石川麻衣子